2021年、7月26日。
知的障がい者福祉施設の津久井やまゆり園に、刃物を持った男(植松死刑囚)が侵入し、入所者19名を殺害し、職員を含む26人に重軽傷を負わせた事件から、5年が経ちます。
障がい福祉業界に限らず、日本中が、この事件の凄惨さに衝撃を受けました。
この事件のセンセーショナルさや、犯人の思想に大きな注目が集まる中、
本来考えなければならない障がい福祉業界が抱える課題や、
今後の改善点などについて、語られる機会があまりありませんでした。
それ故に、施設などで働く関係者・支援者にとっても、
どこか事件をタブー視したり、無関係を装おっている印象も受ける中、
「支援者としてこの事件をどう受け止めればいいのか?」
そして、「この事件の裏に見え隠れする課題とは何なのか?」
やまゆり園事件の被害者家族であり、
やまゆり園家族会 前会長である尾野剛志さんをお迎えし、
障がい福祉業界を長年に渡りけん引してきた松上利男さん、
当社(株)Lean on Me代表の志村と共に考えていきます。
是非、こちらの会談をご覧ください。
全4編タイトルご紹介
下段Youtubeより視聴いただけます
①『息子が被害に… 尾野剛志さんに聞く5年前のあの日』
・事件当日、ご家族が目にした「やまゆり園」の凄惨な現場の様子
②『問われる施設の責任と権利擁護』
・障がい福祉施設における人材育成の在り方、情報開示・危機管理の実態
③『施設の在り方と”地域移行”は幸せなのか?』
・ご本人の生きる場所の選択・生活する場の自由な意思決定
④『”意思決定支援”をどう進めればいいのか?』
・意思決定のための「選択肢の確保」と「情報の保証」
Youtube会談のご紹介
①『息子が被害に… 尾野剛志さんに聞く5年前のあの日』
②『問われる施設の責任と権利擁護』
③『施設の在り方と”地域移行”は幸せなのか?』
④『”意思決定支援”をどう進めればいいのか?』
結びに
事件で犠牲になられた19名の方に哀悼の意を表するとともに、被害に遭われた方々の1日も早い回復をお祈りします。
また同時に、様々な面からこの事件へ注目が集る一方で、毎年、障がい福祉施設の現場、あるいは社会の中で、残念ながら虐待は少なからず起こり続けています。
障がいのある方について正しい理解、その支援のための正しい知識によって、すべての方にとって生きやすい社会になるよう、私たち(株)Lean on Meは、事業を通じて貢献することに努めてまいります。