株式会社モエ・アグリファームは熊本・人吉球磨地域で、障がい者の方々とともに、人に優しいオーガニック野菜の生産を行っています。年間を通して生産される30種類以上の野菜は、農林水産省の厳しい基準をクリアし、「安心・安全・おいしい」野菜を全国のお客様にお届けしています。
また、農業体験を通じて自然や食への理解、共同で働くことの大切さを学ぶ場を提供し、企業の社員旅行や新人研修、メンタルケア、学校・行政の社会見学など、多彩なニーズに対応しています。
さらに、長年の障がい者福祉サービスで培ったノウハウを生かし、専門の担当者が障がい者に寄り添った雇用支援事業も行っています。
インタビュー協力
株式会社モエ・アグリファーム
取締役 内山 拓也様
導入前の課題:障がい者と共に働くための体系的な学びの機会が不足していた
Q:スペシャルラーニングを導入したきっかけを教えてください。
内山様:株式会社モエ・アグリファームはセイノーホールディングスの特例子会社で、障がいのある方とオーガニックの野菜を育てており、全国に出荷しています。特例を受けているため、障がい者と働いた経験がない従業員にも最低限の知識は身につけて欲しいと思っています。これまでは、障がい者雇用に関する本を読んでもらうことや外部研修への参加を通じて知識を習得してもらっていましたが、学びに偏りがあり、体系立てて学ぶ機会が少ないことが課題でした。そのときにリーンオンミー社と出会い、動画を使った学びがあることを知りました。今となっては、もっと早くこのサービスがあることを知りたかったですね。
スペシャルラーニングを導入した決め手:システムの使いやすさと学びやすさが導入の決め手に、同じ志で協業できると感じた
Q:その中で、スペシャルラーニングをお選びいただいた理由は何でしたか。
内山様:リーンオンミー社はスタートアップ企業で発展途上の会社ということもあり、チャレンジ精神があります。モエ・アグリファームも運送業を営むグループ会社の中で、初めて農業へチャレンジする会社でしたので、出会った当初から同じベクトルを向いて協業できる会社だと感じていました。
導入の決め手となったのは、「システムの使いやすさ」と「学びやすさ」でした。
障がい者雇用に関する研修動画が充実しており、スキマ時間を活用して動画視聴をするだけで学びが得られることが弊社のニーズにマッチしていました。
スペシャルラーニングを導入した効果
Q:スペシャルラーニングを導入して、どのような変化がありましたか。
内山様:農業を営んでいるため農繁期になると研修の時間が確保できなくなり、従業員の個人学習に委ねることが多かったのですが、スペシャルラーニングは短い研修動画で構成されているので、空き時間にストレスなく研修を受けてもらえて好評です。
当初はスマホに不慣れな従業員もおり動画で学習をすることに対して不安な声も上がりましたがすぐに慣れていきました。
Q:今後、Special Learning for businessをどのように活用していきたいとお考えですか。
内山様:eラーニングは学習のしやすさがありますが一方通行になる傾向があるため、今後はグループワークを通じて、アウトプットをする機会を増やす予定です。
また、モエ・アグリファームはグループ会社への障がい者雇用の啓発促進のミッションを持っているため、弊社で研修の型を作ったあとは、グループ会社へ水平展開していきたいと考えています。
特例子会社のご担当者へメッセージ
Q:特例子会社の研修担当者の方々へメッセージをお願いします
内山様:これから障がい者雇用はこれまで以上に必要になってきます。障がいのある方々が安心して働ける職場づくりは、企業として必要不可欠になります。
そのような職場環境を構築する上で、受け皿となる従業員の方々の知識向上のためにも、手軽に学べるスペシャルラーニング for businessを活用することをお勧めします。
この仕組みが普及することによって、間違いなく障がいのある従業員の受け皿が広がると思います。より多くの障がい者の雇用に繋がることで、幸せに社会生活を送れるきっかけとなれば嬉しいです。
スペシャルラーニング for business とは
2024年4月から、障がい者雇用に取り組む企業向けeラーニングです。
「そもそも障がいとは何か」といった総論から、現場で活かせる実践法まで、幅広くご用意しております。