障がい者支援

期待を超える知的障がい者テニス教室!

知的障がい者テニス教室の開催

今回は、18歳以上の知的障がいのある方を対象としたテニス教室を開催しました。
18歳以上を対象とした理由は、支援学校に在学中は学校で運動をする時間があったりしますが卒業後に運動をする場所が少ないというお声を頂いたからです。

車椅子テニスやデフテニスなど障がいのある方のテニス教室は広まりつつありますが、知的障がいとなると極端に少なくなります。
おそらく知的障がいのある方と関わったことがない人や関わり方がわからない人が多い世の中も原因の一つだと思います。
なので今回開催させて頂いたことはとても大きな意味があると思います。

開催するにあたり協賛頂いたテニスガーデン高槻さま、TT会さま、関係者の皆様ありがとうございました。

知的障がいのある方への配慮として

事前に『お約束ごと』をボードを用意して説明をして、視覚からも情報を伝える工夫もしました。

参加された知的障がいのある方12名

参加された12名の知的障がいのある方は主に口コミや施設へのチラシ配布で集まって頂きました。重度の方から軽度の方までテニスをしたことがないがほとんどの中、新しいことにチャレンジをする眼差しや保護者の方の不安や期待などいろいろな感情が入り混じった教室でしたが1時間という時間をみな集中して打ち込むことができました。参加者を募集すると同時にボランティアも8名募集し、最終9名も手伝って頂けたので良かったです。ボランティアの方も今回が障がいのある方と関わるのが初めてという方もいて、良い経験ができたと嬉しいお声を頂くことができました。

参加者の中にはテニス経験がある強者も!

テニススクールに通われた経験のある発達障がいのある方やスペシャルオリンピクスの選手も参加して頂きましが、今回はスペシャルゲストとしてプロテニスプレーヤーの黒田壮悟選手(SOGOKULO Project)に来て頂いたので、本格指導を受けて頂きました!他にも高校時代や大学時代にテニスで全国大会に出場した経験のある選手が指導者として参加していましたので本物のテニス指導を障がいのある方に受けて頂くことができました。

(※載せている写真は事前に許可を頂いて使用させて頂いているので無断転載・利用はお断りします)

参加者にアンケートをとりました

今回は参加して頂いた方にアンケートを実施しました。まだ集計が完全に終わったわけではありませんが、全体を通じての満足度が非常に高かったので次回開催を企画していきたいと考えています。先ほども参加された障がいのある方が、「またテニスがしたい!次はいつなの?」とずっと言っているのでなんとかしてくださいと保護者の方からご連絡を頂きました。知的障がいのある方の中にはルーティンを大事にされる方が多いので、テニス教室を習慣化していくためにも次回の開催を早急にしていく必要があると感じています。
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知的障がい者テニス教室を開催するにあたり

知的障がいのある方のテニス教室を開催することで地域と障がいのある方との接点が作れると良いなと思い開催しました。実際に、障がいのある方と関わったことが無い方がたくさんおられ、その方々から「楽しかった!」と言って頂いたのでやったかいがありました。株式会社Lean on Meは障がい者支援者の研修をする会社ですが、根本にある理念に、「障がい者にやさしい街づくり」というものがあります。街中で困っている障がいのある方を見かけたときにそっと手を差し伸べてくれる人が一人でも増えれば良いなと思っています。障がいのある方と一番関わる職業である障がい福祉サービス従事者にeラーニングで障がいについて知ってもらい、知らない人に伝えていく。そうすることで社会での障がいへの理解が増えていくと考えています。ご賛同頂ける方は、お問い合わせから気軽にご連絡頂ければと思います。20160529010755

高槻市の障がい者支援施設でダウン症の弟が作った手帳を内職して頂きました!※動画あり

「からあげをたくさん食べたい。」

からあげをたくさん食べたいプロジェクト(勝手に命名)でダウン症の弟が描いた絵をデザインした手帳を販売しているのですが、(知らない人は前回の記事を参照)制作にあたり、実は、高槻市の障がい者支援施設の生活介護で内職(仕事)をお願いしました!

生活介護とは、

障害者支援施設その他の以下に掲げる便宜を適切に供与することができる施設において、入浴、排せつ及び食事等の介護、創作的活動又は生産活動の機会の提供その他必要な援助を要する障害者であって、常時介護を要するものにつき、主として昼間において、入浴、排せつ及び食事等の介護、調理、洗濯及び掃除等の家事並びに生活等に関する相談及び助言その他の必要な日常生活上の支援、創作的活動又は生産活動の機会の提供その他の身体機能又は生活能力の向上のために必要な援助を行います。

(引用元:厚生労働省 障害福祉サービスの内容)
難しいですね。要するに、特別支援学校を卒業された方で一部が就職し、一部が就職するためのトレーニングをする施設に行き、そして一部が食事やトイレなどで自立ができるように訓練(もちろん中にはそれらをクリアして次の課題にトライしている人もいます)するところが生活介護です。生活介護では、実際に障がいのある方が支援者と一緒に内職やポスティングなどを仕事として行っています。この仕事は地域によって様々で、沖縄では線香づくりを仕事にしているところもあれば、北海道では古紙を集めて薪をつくってビニールハウスに販売するなど障がいのある方の能力を使ってできる仕事をみつけて地域のニーズに合わせて行っています。

そこで、今回はなんと!

高槻市の障がい者支援施設の生活介護の方々に、この弟の手帳を梱包する内職を依頼すると快く引き受けてくれました!さらに今回は、実際に作業をしている様子を皆さんにご覧頂きたく動画をご用意しました!(お母様からもご了承済みです)どうぞ!

はい、今年の手帳はたくさんの障がいのある方のご協力も得てご用意することができました!ご賛同頂けるかたはこのからあげをたくさん食べたいプロジェクトにご協力お願い致します。購入は下記からも行えます!
購入はこちら

オレゴン州の障害者人口について

オレゴンってどこ?

僕は2015年4月に1ヶ月間、米オレゴン州の障がい者支援の現状を見てきたわけですが、そもそもオレゴンの場所を知らない人もいると思うのでサクッと説明したいと思います。オレゴンは、アメリカ西海岸にありカリフォルニア州の真上に位置します。東日本大震災が あった2年後に津波で飲み込まれた日本の瓦礫がオレゴンのビーチに漂流したという情報もあり、日本と緯度がほぼ同じところにあります。

オレゴン州の全体の人口

オレゴン州の18歳以上の全体人口は、約288万人と言われています。そのうち、18歳以上の障がいのある方の人口は約80万人と言われており、およそ3分の1に値します。

(参照先:U.S. Department of Commerce2014 Annual Report on the Health of Oregonians with Disabilities)

あまり、パッとしませんか?

では、これを大阪府の人口と比較してみたいと思います。大阪府の全体の人口は、約885万人です。そして、大阪府の障がい者の人口は約52万人と言われており、およそ5分の1に値します。

(参照先:H28年5月現在 大阪府HP大阪府における障がい者の状況等大阪府における障がい者数より)

これらから、オレゴン州の障がい者人口の割合が大阪府に比べてとても多いことがわかります。また、これがアメリカ全体だと障がい者人口が平均で4分の1と言われており、アメリカの中でもオレゴンは障がいのある方が多いと言えます。なぜかというと、オレゴンの障がい者支援者の知識・実技水準が高く維持されていることで、支援水準と生活環境が高度に維持されているため、近隣地域から障がい者が移住してくる数が非常に多いからです。また、障がいのある方への理解も進んでおり、この割合は、地域ぐるみでの障がい者支援が成立していなければ破たんしてしまう割合ともいえます。日本でも障がいの有無に関わらず、支え合って生きていける社会が広がれば良いですね。

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