2024.11.15
ニュース
【SL for business 導入事例】社員の理解度バラツキを解消!エスコアハーツが選んだ新たな研修アプローチ
株式会社エスコアハーツは、株式会社ノーリツの特例子会社として設立され、”健常者も障がい者も分け隔てなく、同じ目的の中で共に働き共に成長する”を基本思想としています。この創業の原点には、時代の要請に基づき、社会とともに価値を創造する姿勢が込められています。
主な業務は給湯器部品の製造業務、データ入力などの事務業務、印刷業務などで、障がいのある社員がその能力を最大限に発揮できる環境を提供し、全社員が共に成長する企業を目指しています。
インタビュー協力
株式会社エスコアハーツ
取締役 福祉事業統括部 部長 土手内 直人様
福祉事業部統括部 福祉環境部 久世 美也子様
福祉事業部統括部 福祉環境部 川岸 知樹様
福祉事業部統括部 福祉環境部 豊田 枝里様
導入前の課題:会社の成長に伴い障がいに対しての理解や知識にバラツキが発生し、集合研修はそれぞれの知識差で効果が薄れ、会社全体のレベルアップが課題となっていた。
Q:スペシャルラーニングを導入したきっかけを教えてください。
土手内様:株式会社エスコアハーツは、2006年に社内ベンチャーとして立ち上がりました。当時は、従業員14名(内障がい者8名)だったのですが、2012年にグループ会社と合併し、障がい者雇用に関して未経験社員が増加しました。2024年現在では、従業員は164名(内障がい者67名)になり、障がいに対しての知識や理解において社員のレベルにバラツキが発生し、会社全体のレベルアップが課題となっていた。
久世様:これまでも障がい者雇用についての勉強会を何度も重ねてきました。勉強会は基本的に集合研修の形で開催しており、外部から講師を呼んで研修をしたり、外部セミナーの情報を共有する社内勉強会を開催していました。
しかし、その日その時間で都合が悪く参加できない社員が出てきたり、内容によっては「それは既に知ってます」といった意欲的でない社員も出てきて、知識レベルの差によって期待していたほど研修効果が高まらず、効果のでる方法はないかと頭を悩ませておりました。
スペシャルラーニングを導入した決め手:高品質な研修動画が豊富にあり個人のペースで学習できること、現場の生産性が向上すること。
Q:その中で、スペシャルラーニングをお選びいただいた理由は何でしたか。
土手内様:スペシャルラーニングは、コンテンツが豊富で個々のレベルに合わせた研修ができる点が良かったです。障がい特性や関わり方、法的側面の専門知識が網羅されており、それぞれの分野の著名な人が講師をされていることから各コンテンツの内容の信用度が非常に高いです。
また、疑問点は繰り返し確認でき、個人のペースで研修の受講ができることも大事なポイントでした。
川岸様:他社のeラーニングサービスも検討しましたが、スペシャルラーニングの方が見やすくてわかりやすい動画が豊富にあり、品質の高さから選びました。
私は研修を主催する機会もあるのですが、少人数のチームで研修の企画や準備を進めることが負担となっていました。スペシャルラーニングの研修計画やレポート機能で工数削減ができ、現場の生産性が向上できることも魅力的でした。
土手内様:これは個人的な意見になりますが、志村代表の生い立ちを知り、この分野における本気度であったり、実体験に基づいた内容など効果が高い内容になっていると感じたところも他社にはない良さでした。
スペシャルラーニングを導入した効果
Q:スペシャルラーニングを導入して、どのような変化がありましたか。
土手内様:これまでは研修をするときに、普段の業務がある中で別途研修の段取りをしていたため、現場にとても負荷がかかっていました。スペシャルラーニングを導入したことで誰でも好きな時間に著名な講師から学べる環境となり、大きく変化しました。
久世様:スペシャルラーニングでは受講者の理解度を確認するためにレポート機能もあり、弊社では研修の受講後にレポートを提出してもらっています。それにフィードバックをする形で学習効果を確認できています。
土手内様:もちろん、研修受講後のレポートをチェックする業務は発生するのですが、これまでのやり方と比較してもこちらの方が効率が良く質も高いと感じています。
Q:研修内容で特に役立った部分や印象に残った点はありますか。
久世様:慶應義塾大学の中島教授の「障害者の経済学」が印象的でした。
土手内様:世の中には障がい者雇用をアウトソースするという選択肢があることを知り、私たちも改めて”障がい者雇用の在り方”を考えていく過程で、「障がいのある従業員の育成に関わることの重要性」や「賃金をお支払いするためにビジネスとして成り立たせること」について向き合うことが大事だと考えました。
豊田様:私は聴覚に障がいがあり、支援学校のときから「どうしてもエスコアハーツに入りたい」と思って入社しました。給湯器の分解やリサイクルなどいろんな仕事があるのですが、作業ごとにテストがあり、合格すると“作業免許証”に保有スキルとして記載されます。
最初は一番下のグレードからスタートしたのですが、現在はグレードが上がって給料も上がりました。今は新しい挑戦として、会社見学がある際に私が会社の紹介をする仕事にも取り組んでいます。
久世様:その他にも個人的にはなりますが、「コーチングとティーチング」のコンテンツは、障がい者雇用に関係なく使える内容だったので印象に残っています。
特例子会社のご担当者へメッセージ
Q:特例子会社の研修担当者の方々へメッセージをお願いします
土手内様:この1年間利用してみて、全員ではないものの会社全体としては、障がいに関する研修をした時間は確実に増加しており、それに伴い知識や理解も深まっています。
このサービスを活用することが、インクルーシブな会社や社会に近付ける効果的な手段になっていますので、ぜひ、「リーンオンミーのサービス」をお勧めします。
久世様:企業として障がい者を雇用していく立場にある人は、障がい者に活躍してもらいながら利益に貢献することも考える必要があります。特例子会社の集まりが地域ごとにあるのですが、スペシャルラーニングを使っている全国の企業同士でWebで交流会をして意見交換をしながら切磋琢磨できると嬉しいです。
スペシャルラーニング for business とは
2024年4月から、障がい者雇用に取り組む企業向けeラーニングです。
「そもそも障がいとは何か」といった総論から、現場で活かせる実践法まで、幅広くご用意しております。