(左から大西様、写真右上 深水様、 塚越様)

ビーアシスト株式会社

ビーアシスト株式会社は、2010年にブックオフグループホールディングス株式会社のグループ会社として設立され、ブックオフグループの特例子会社に認定されました。パートナースタッフ(障がいのある従業員)が能力を発揮できる職場環境づくりを使命とし、「全従業員の物心両面の幸福の追求」「事業活動を通じての社会への貢献」の実現を目指しています。ブックオフ店舗の商品加工・品出し・売場整備等を担い、スキル育成・サポート体制強化で全員が安心して働ける環境を実現。その結果、働きがいと生産性が高まり企業価値向上に寄与し、社会的責任を果たしながら持続可能な雇用モデルを確立しています。ビーアシスト株式会社

インタビュー協力
ビーアシスト株式会社
人財開発部長 深水 清志様
業務推進部長 大西 美香様
町田事業所長 塚越 葉子様
(左から大西様、写真右上 深水様、 塚越様)

(左から大西様、写真右上 深水様、 塚越様)

導入前の課題:100名超の障がい者雇用を行うビーアシストは、多拠点運営による運営チーム教育機会不足の改善を図りたいと考えた

Q:スペシャルラーニングを導入したきっかけを教えてください。

大西様:ビーアシストはブックオフグループの障がい者雇用を担う特例子会社として、障がいのある方を100名以上雇用しています。障がいのある従業員のことを「パートナースタッフ」と呼んでおり、障がいを持つメンバーをサポートする従業員のことを「運営チーム」と呼んでいます。

本社と5つの事業所という離れた場所で事業を行う中、運営チームの教育が課題でした。

研修を導入するにあたって、eラーニングという手法があることを知り、スペシャルラーニングを導入しました。

深水様:ビーアシストでは、これまでもブックオフグループの経営理念である「全従業員の物心両面の幸福の追求」を目指して様々な取り組みをしてきました。

一つは、障がい者を中心に運営できる事業所の実現を目指し、パートナースタッフの個人の能力や適正に合わせたコース制のキャリアパスを導入しています。また、定期面談の実施や、事業所内で行う研修や、業務を通じて社会人として自立できる人に成長して欲しいと考えています。

そして、運営チームに対し障がいに対する理解を深める研修を行ったり、外部研修の講師としてお話することもあります。そうした取り組みの中で、パートナースタッフの成長だけではなく、運営チームの成長も一緒に実現していくことを目指しています。

スペシャルラーニングを導入した決め手:外部セミナーに参加した際に登壇されていた信頼できる講師たちが出演していた

Q:その中で、スペシャルラーニングをお選びいただいた理由は何でしたか。

深水様:スペシャルラーニングには、これまで私が参加したセミナーに登壇されていた講師をはじめ、著名な先生方など、信頼できる講師陣が登壇されているので、安心して導入できました。障がい者雇用に取り組むスタンスが企業によって違いがあると感じており、自社には合わない考え方が存在することも事実です。自社が目指す方向とマッチしない考え方を伝えると逆効果になってしまうため、コンテンツを確認しながら慎重に精査した結果、マッチすると判断しました。

スペシャルラーニングを導入した効果

Q:スペシャルラーニングを導入して、どのような変化がありましたか。

塚越様:まず、職場の「言葉」が変わりました

これまでの職場では、パートナースタッフへどう伝えていいかわからないという悩みがありました。スペシャルラーニングで「こう伝えればいいのか」ということが具体的に学べたので、みんなが伝わりやすい言葉を使えるようになりました。

特に、新人スタッフが入った際、私たちの当たり前に使っていた言葉が伝わらないことがよくあります。そんな時にはスペシャルラーニングででてきた言葉をそのまま使っています。

深水様:自分個人の変化としては、理解の幅が広がりました。世間で話題になっていた福祉施設での虐待問題なども、視点を変えると特例子会社や企業でのハラスメントにもつながることに気づいたり、意識が高まりました。

特例子会社のご担当者へメッセージ

Q:特例子会社の研修担当者の方々へメッセージをお願いします

深水様:企業においては、障がい者雇用の「率」を考える段階から徐々に、障がい者雇用の「質」を考えていく段階がきています。スペシャルラーニングはどちらの段階でも役立つと思います。

大西様:私たちは長年試行錯誤しながら、今の仕組みを手探りで作り上げて来ましたが、もっと早くスペシャルラーニングを知りたかったというのが本音です

スペシャルラーニングには、障がいのある方を受け入れる際に必要なコンテンツが揃っていますので、これから障がい者を受け入れる企業のみなさんはぜひ活用されることをおすすめします。他の研修などに行かなくても、スペシャルラーニングだけで必要な知識は全てカバーできると思います。

また、特例子会社に限らず、一般の企業の新人研修にもぜひ使っていただければと思います。そして「障がいのある方と関わることは特別なことではない」ということを全ての社員に知ってもらいたいです。

パートナースタッフと働いて強く感じるのは、障がいがあってもなくても、仕事に対する真摯な姿勢には関係ないと感じます。

近い将来、「障がい者雇用だから」「特例子会社だから」という言葉はいずれなくなればよいなと思っています。

 

スペシャルラーニング for business とは

2024年4月から、障がい者雇用に取り組む企業向けeラーニングです。
「そもそも障がいとは何か」といった総論から、現場で活かせる実践法まで、幅広くご用意しております。